Alteryx Connectのユーザー権限まとめ

Alteryx Connectのユーザー権限まとめ

Administrator、Certifier、Contributor、Readerの4つのユーザーロールについて解説します
Clock Icon2020.03.25

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

データカタログ製品であるAlteryx Connectでは、ユーザーに設定できるロールが4種類あります。管理者としてはそれぞれのユーザーにどの権限を付与すればいいのか悩ましいところですよね。そんなお悩みを抱える方向けに、本エントリではそれぞれのユーザー権限について解説します。

前提条件

今回の検証で使用した環境は以下の通り。

  • Alteryx Connect 2020.1

役割とできること

Alteryx Connectの権限は以下の4つに分類されます。Administratorが一番権限が強く、下に行くほど権限は弱くなります。

  • Administrators 管理者権限を持つユーザー

  • Certifiers アセットを認証するユーザー

  • Contributors アセットの編集権限を持つユーザー。新規ユーザーのデフォルト権限。

  • Readers 閲覧権限のあるユーザー

Administrators

文字通り管理者権限を持つロールです。Administratorユーザーの役割は以下の通り。

  • ユーザー管理
  • メタデータの追加・削除
  • Administration Consoleの操作
  • コンテンツの一括登録
  • データリネージのメンテナンス

画面右上のユーザー名よりAdministration Consoleにアクセス可能です。

Administration Consoleでは以下の通り17個の管理者用メニューがあります。

それぞれの項目の詳細については以下ヘルプページをご参照ください。

Certifiers

Certifiersはアセットを認証するロールです。ユーザーに利用を推奨するアセットにはCertify(認証)で承認されたアセットであることを表明し、逆に使ってほしくないアセットにはDo Not Use(非推奨)を追加できます。アセットのActionsメニューから選択可能です。

認証されたアセットにはタグが付けられます。アセットを検索して表示される結果にも同様のタグが付けられます。

認証されることでユーザーがどのアセットを使うべきか判断しやすくなります。タグ付けによる視覚的な効果もありますが、認証されることで検索スコアが加算され、検索結果に表示されやすくなります。 ただし、Alteryx Connectはメタデータのみを収集するという性質上、Do Not Useを付けても「このアセットの利用は非推奨」というタグ付けでしかなく、Request Accessや実際のデータの使用まで制限ができない点に注意が必要です。

Contributors

新規ユーザーを作成した際、デフォルトで設定されるのはContributorのロールです。Contributorユーザーは他のユーザーのデータの理解を助ける情報を追加するロールのため、アセットの編集が可能です。

アセットにOwnerやDescriptionといった情報が登録されていない場合、アセットにアクセスすると以下のような情報入力を求める表示が出ます。Yesを押すと不足項目の編集ができるようになり、Noを押すとポップアップは消えます。

もちろん上記の表示を待たずに直接アセットを変更することもできます。アセットにアクセスし、画面右上のEDITボタンを押すと編集画面に遷移します。

アセットの種類によって編集できる項目は変わりますが、DescriptionやOwnerは共通しており、データの理解のために重要な項目ですので追記しておくことをおすすめします。

なお、Administration Console→System Permissionでどのロールのユーザーにどの操作を許可するか設定可能ですが、EDITの項目から削除してもContributorユーザーからEDIT権限を剥奪することはできません。これは、Contributorsは元々アセットを編集するユーザーロールであるためです。

「どうしてもこのアセットだけは例えContributorsにも編集してほしくない!」という場合は、アセットごとにPermission設定をする必要があります。アセットにアクセスして画面右上のドットからメニューを開き、Permissionsを選択します。

EDIT欄に編集を許可したいユーザーやロールを指定することで編集の制限が可能となります。

Readers

Readerユーザーにできることはアセットの閲覧です。レポートを参照するビジネスユーザーが想定されるユーザーです。

閲覧したアセットに関してCommentやLike/Dislikeを付けることでOwnerにフィードバックも可能です。いずれも画面右上のメニューから選べます。なお、Like/Dislikeの数は検索スコアに反映され、アセットを検索した結果に影響されます。

まとめ

Alteryx Connectにおけるユーザー権限のまとめをご紹介しました。Alteryx Connectではメタデータを閲覧するだけで実際のデータの中身を確認することはできないため、Alteryx Serverと比べるとユーザー権限によってアクセス可能なアセットが全く違うなんてことはありません。データを利用したいユーザーが適切なデータを見つけて理解できるというのがこの製品の良いところですので、アセットを整備したりフィードバックしたりして良きデータカタログライフをお過ごしください。

Alteryxの導入なら、クラスメソッドにおまかせください

日本初のAlteryxビジネスパートナーであるクラスメソッドが、Alteryxの導入から活用方法までサポートします。14日間の無料トライアルも実施中ですので、お気軽にご相談ください。 alteryx_960x400

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.